デリケートゾーンケアって何?
女性にとって大切なVIO(鼠径部、陰部~肛門などの外性器)と膣ケアのことです。
とても薄い皮膚と粘膜で覆われていて、身体の中でも一番乾燥しやすいデリケートな場所です。
排泄、生理、SEX、妊娠、出産、閉経、と女性が生まれてから死ぬまでずっとお世話になる場所なので、正しいケアが女性の美と健康にとってとても重要になります。
におい、黒ずみ、かゆみ、尿もれ、性交痛、更年期障害など、女性のデリケートゾーンのお悩みは多岐にわたりますが、正しいデリケートゾーンケアをすることでこれらのお悩みが少しずつ解消されていきます。
女性の皆さんはお顔の手入れは、お顔専用の洗顔料を使って、その後は乾燥しないように化粧水、乳液、オイル、クリームなどで保湿し気を遣っていると思います。
ところで、膣周りのお手入れはどうでしょうか?
特に何もしていないという人がほとんどではないでしょうか?
膣周りの正しいケアは、膣周りの問題だけでなく、美容や健康全体につながっています。
正しいケアを知って、美と健康を維持しましょう。
<デリケートゾーンケアの基本>
- 清潔にする
デリケートゾーンに身体と同じボディソープや石けんを使うと刺激が強すぎて、ヒリヒリする場合があります。その場合はデリケートゾーン専用ソープや身体に優しいオーガニックソープを使いましょう。外陰部はよごれがたまりやすい部位です。ソープを泡立てて、手でそっと優しく洗いましょう。決してゴシゴシ、ボディタオルなどではこすらないように!
膣の中までソープで洗う必要はありません。膣の中には膣内細菌がすんでいて、外から悪い菌が入らないように守ってくれています。トイレのビデは使いすぎると膣内細菌が洗い流されますし、乾燥が進んでしまいます。使うのは生理中ぐらいにして、洗った後は優しく、そっと押さえ拭きをしましょう。ゴシゴシとこすらないように!膣は唇と同じ柔らかい粘膜です。刺激を与えず、優しく、いたわりながら清潔に保ってください。
- 保湿とマッサージ
デリケートゾーンは水分を蓄える角質層がお顔の半分以下です。お風呂上がりにはお顔と同じように、専用のオイルなどで保湿をし、マッサージをすることで血行が良くなります。膣内の環境が整うことで膣炎にもかかりにくくなります。妊娠力UP、性交痛の改善、陰部の乾燥や不快感が無くなります。
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- 骨盤の筋肉(骨盤底筋群)を鍛える 膣トレ
骨盤底筋群は内臓を支えるために重要な筋肉ですが、お産や加齢に伴い、筋力が低下してきます。すると、尿漏れ、子宮脱、下腹部のたるみ、姿勢の悪化などにつながります。
普段からセルフケアとして骨盤周りのストレッチや、膣トレなどを意識しましょう。
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- アンダーヘアの処理(脱毛)
ムレや匂いの原因になるアンダーヘアは短くカットするか、永久脱毛がおすすめです。
清潔になり、お手入れもしやすくなります。
以上が基本のフェミニンケアです。
次回は「デリケートゾーンのかゆみと対処法」についてお伝えします。