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コラム
自分でできる、薄毛予防 3選
2024.08.07
1:頭皮環境を整える
通常は1つの毛穴から2~3本髪の毛が生えていますが、毛穴が詰まっていたり、頭皮が乾燥していたり、頭皮が堅くて血流が悪いと、だんだん髪の毛が生えてこなくなり薄毛となります。毛穴のつまりはシャンプーの種類、洗い方などで改善できます。シャンプーを髪につける前に、ぬるめのお湯でしっかり予洗いをするだけでも頭皮の汚れや皮脂が落ちます。シャンプーは洗浄力が強すぎるものは、頭皮を乾燥させてしまうので、頭皮に優しいものを使いましょう。髪の毛を洗うのではなく、頭皮を洗う意識で、ゴシゴシこすらず、優しくマッサージするように。そして、すすぎも大切です!シャンプーが残らないようにしっかりすすぎます。コンディショナーは頭皮にはつけないようにしましょう。
クリニックで患者さんの頭皮をマイクロスコープで見ると、毛穴が皮脂でつまっていたり、薄毛を隠すスプレーでつまっていたりします。
それから、頭皮が堅くて血流が悪い人が多いので、できるだけ頭皮のセルフマッサージをしましょう。肩こり、首コリが頭皮のコリの原因になりますので、時々鍼灸や整体などにいって首~肩、頭皮をほぐしましょう。
2:生活習慣を整える
ヘルシーな食事、適度の運動、良好な睡眠は健康的な身体をつくりますが、健康的な髪を作ることにもなります。糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病や、運動不足による肥満や睡眠不足は薄毛の原因となります。特に糖質の取り過ぎはだめです。糖化といって、タンパク質に余分な糖がくっついていると、髪の毛をつくる毛母細胞の働きが低下して、薄毛になります。
髪の毛をつくっているのは、毎日皆さんが食べているものです。
身体に良いものは、髪の毛にもよいのです。高タンパク、低糖質、低脂質の食事をとり、夜は質の良い睡眠をとりましょう。寝付きが悪い、途中で目が覚めてしまう場合は、枕元に置いた携帯の電磁波が原因の場合もあります!更年期障害や貧血なども不眠の原因になりますので、継続する不眠がある場合は医療機関を受診しましょう。
3:ストレスをためこまない
過剰なストレスは薄毛の原因になります。
日常生活、仕事や学校など色々な場面でストレスを感じない人はいないと思います。ある程度のストレスは日常生活を送るうえで、いい刺激になり、やる気をだすために必要ですが、これも程度が肝心です。よく、“私、ストレスないんですよ~”と言われる患者さんがいますが、よく聞いてみると、原因不明の胃痛があったり、便秘があったり、頭痛があったりします。身体に何らかの不調が出ているということは、心と身体がストレスを感じていて、それに反応しているということ。ストレスがかかると、血管が収縮するので、血圧があがり、手足が冷え、頭皮の血流が低下し、頭皮環境が悪くなり、その結果薄毛になっていきます。ストレスで抜け毛が増えて薄毛が進行します。ストレスは適度に発散していくことが肝心です。ストレスの発散方法としておすすめは、身体を動かす、たとえば走ったり、キックボクシングしたり、大声でカラオケで歌う、気の合う友人とお酒を飲む、お笑い番組をみて思い切り笑う、感動する映画で泣くなど。感情をためずに、出して行く習慣を身につけましょう。嫌な事は我慢しすぎないで、傷ついた、悲しかったなどという気持ちを相手に素直に伝えることができれば、人間関係のストレスはたまりにくいのですが、日本人は調和を乱したくないという性格の人が多いので、自分だけ我慢すれば、と我慢しすぎてストレスをためている人が多いように思います。
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