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コラム
アレルギー、花粉症対策(1/4)
2023.03.24
3月に入ってぐっと暖かくなりましたが、そろそろ花粉が飛び始めましたね。
目のかゆみ、鼻のむずむずが始まった方、目薬や点鼻も一時的には良いのですが、是非とも今年は身体の内側からの根本的な花粉症対策をおすすめします!
アレルギー疾患を訴える人たちは先進工業国で著しく増加しています。日本でも人口の3分の1から半分の人々がアトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症、食物アレルギーなどの何らかのアレルギー性疾患に罹っていると言われています。
また、近年、若年者のアレルギー疾患が急増していることも大きな問題となっています。
皆さんの周りでも、アレルギーや花粉症の方が多くなってきていませんか?
アレルギーとは、食べ物や花粉、ハウスダストなどが抗原というものになり、抗体をつくることで免疫の異常反応がおこり、いろいろな症状が起こることです。
食べ物や花粉などのアレルギーを起こすもの、これを抗原といいます。
これに対して、身体の中で免疫反応が起こり、抗体という抗原に対抗する物質が作られます。
アレルギーの原因となる物質をアレルゲンといいますが、アレルゲンが身体に入ってきてから2時間以内に症状が起こる場合は、即時反応、数時間遅れて症状がでる2相性反応やさらに送れてでる、遅延型反応といいます。
このアレルギーを起こす免疫反応というのは、身体の中に病原菌やウイルスなどが入ってきた際に、抗体をつくって、再び同じ病原菌が入ってきた際に抗体がこれらの菌を攻撃することで病気がおこるのを防ぐという身体の防御システムでした。
ところが...
アレルギーでは、身体に入ってきたアレルゲンに対して抗体が作られますが、2回目に同じ抗原が入ってきたときに、この抗体が過剰に反応して目のかゆみ、鼻水、湿疹などアレルギーといわれる症状を起こすのです。
アレルギーを起こすアレルゲンは口、鼻、皮膚、呼吸、鼻や口の粘膜など色々なところから侵入してきます。
本来は身体にとって無害なものに対して、免疫反応は起こらないようになっていますが、このシステムが破綻していることが原因です。
次回は、気になるアレルギーや花粉症の「原因」と「根本的解決のキモ」についてお伝えします。
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